墜落制止用器具（安全帯）
の種類と選び方

高所での作業時に安全を確保するために使用される墜落制止用器具（安全帯）。 作業員が高所での作業中に誤って滑り落ちたり転落するのを防ぐ役割をもつ墜落制止用器具は、2018年に労働安全衛生法が改正され、「安全帯」という名称が法令用語として「墜落制止用器具」という名前に変更され、一定以上の高所作業では義務付けられるようになりました。

墜落制止用器具には主に「フルハーネス型」と「胴ベルト型」の2つのタイプがあり、使用状況や作業場所に応じて選択できます。 フルハーネス型は全身に装着し、高所作業に適しています。 一方、胴ベルト型は腰回りに装着し、低い作業床やかがんでの作業に向いています。 適切なタイプの選択と正しい装着が、高所での作業における安全を確保する上では欠かせません。

※政令等の改正に伴い、2019年2月1日より、安全帯が「墜落制止用器具」に変わりました。

※2022年1月2日以降からは、従来規格の安全帯の製品は使用できなくなりました。 胴ベルトに関しては 「安全性を高めた胴ベルトのみ使用を認める」となっており、U字つりタイプの胴ベルトは落下を防ぐ機能が備わっていないという理由から 単体での使用は不可となりました。 U字つりタイプはワークポジショニング器具という位置づけで、使用する場合には、 墜落制止用器具（フルハーネス型か１本つり型胴ベルト）と併用する必要があります。

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